よくあるご質問

検出された指紋が何指か分かりますか?

ある程度の推定はできます。
指紋の大きさ、紋様、付着した指紋の向きなどから何指なのかを推定します。
しかし、あくまで推定なので、残念ながら断言できるほどではありません。

雨が降った後でも指紋は検出できますか?

検出を行うことはできますが、期待度は下がってしまいます。

そもそも、指紋がなぜ検出されるかというと、物に触れることで手に付いている油分が付着するからです。
検出というのは、そこに薬品をかけて指紋を見えるようにしていることを指します。

仮に、元々手に油分が多かったり、雨が弱く、油分も残存していれば指紋は検出されますが、雨に強くあたることによって油分が流されてしまうと指紋は消滅してしまいます。

 

自分を誹謗中傷する手紙が届いたのですが、名誉毀損になりますか?

名誉毀損になりません。
皆さんからこのような質問をよく頂きますが、名誉毀損とは、特定の人物の社会的な信用・品格などを低下させる行為を言います。つまり、特定の人物に関する誹謗中傷を公に発信することを言います。
そのため、誹謗中傷する手紙を受け取っただけでは公開されていないので、名誉毀損にならないのです。

怪文書と誹謗文書の違いは何ですか?

怪文書と誹謗文書は何となく似ているような感じがしますが、実は明確な違いがあるのです。

◆怪文書・・・発行者が不明な状態で発信される文書。書かれている内容は、事実か不実か分からない根拠不明の情報ですが、読んだ人を困惑させるだけの効果があります。

◆誹謗文書・・・怪文書と同じように発行者が不明な状態で発信される文書であり、書かれている内容が特定の人または団体を中傷して、精神的苦痛を与えるものです。

 

実際の現場がなくなってしまったのですが、鑑定できますか?

鑑定できます。
実際の現場がないのに、どのようにして鑑定を行うかと言いますと、現場の写真や動画を使用します。この場合は、写真が3~4枚程度ではなく、現場をくまなく撮影したものが必要となります。
また、現場にあった物からでも鑑定ができます。例えば、交通事故の場合は、被害者の着ていた洋服、衝突した車、ヘルメットなどがあります。

現場痕跡鑑定ってなんですか?

現場痕跡鑑定とは、事件があった場所で事件に関わるものを発見・収集して、科学的な鑑定を行い、現場でどのよう事が起こったのかを的確に把握することです。
主な鑑定の種類としては、足跡鑑定、血痕鑑定、タイヤ痕鑑定、擦過痕鑑定、破壊痕鑑定などがあります。

※現場痕跡鑑定の詳細は、こちらをご覧下さい

警察の下請け業務は行っていますか?

この質問は多くの方からいただきますが、弊社は、警察の下請け業務は一切しておりません。
弊社は、全国各地の裁判所、弁護士の先生方、調査会社、一般の方々から依頼を受けて業務を行っております。

民間の鑑識ってどんな所ですか?

我々は、鑑識という技術を生かして、皆様に確かな真実をお届けすることを目的としています。

例えば、
・ひどい嫌がらせを受けている
・社内の情報を漏洩されてしまった
・工場内で商品に異物が混入されていた
・契約書に指紋が押されているが、誰のものか特定をしたい
などで困っている場合は、誰がそのような行為をしているのかが分からないと事案を解決しようがありません。

そこで、我々が皆様のお役に立てると感じております。
また、警察も鑑識の技術をもっていますが、“民事不介入”という原則がありますので、刑事事件に限られてしまいます。
そのため、事案を解決できずに困っている方々にも鑑識の技術を提供したいと考えております。

鑑定とは、どんな案件が多いですか?

弊社にご依頼を頂く案件で最も多いのは、差出人の名前が書かれていない文書を誰が送付したかを特定する案件です。
では、どんな時に差出人が書かれていない文書を送付されるのかというと、嫌がらせなどの誹謗中傷、会社の秘密情報の暴露、内部告発など様々なケースがあります。
そのような案件は、指紋鑑定や筆跡鑑定で送付者を特定します。

※嫌がらせ手紙に関する事例は、こちらをご覧下さい

どんな所から依頼があるのですか?

裁判所、弁護士、調査会社、法人、個人の方々から依頼を受けております。
また、地域は全国各地の様々なところからご依頼をいただいております。特に多いのは東京、札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡などの都市部です。