- 実際の現場がなくなってしまったのですが、鑑定できますか?
鑑定できます。
実際の現場がないのに、どのようにして鑑定を行うかと言いますと、現場の写真や動画を使用します。この場合は、写真が3~4枚程度ではなく、現場をくまなく撮影したものが必要となります。
また、現場にあった物からでも鑑定ができます。例えば、交通事故の場合は、被害者の着ていた洋服、衝突した車、ヘルメットなどがあります。
- 現場痕跡鑑定ってなんですか?
現場痕跡鑑定とは、事件があった場所で事件に関わるものを発見・収集して、科学的な鑑定を行い、現場でどのよう事が起こったのかを的確に把握することです。
主な鑑定の種類としては、足跡鑑定、血痕鑑定、タイヤ痕鑑定、擦過痕鑑定、破壊痕鑑定などがあります。
- 警察の下請け業務は行っていますか?
この質問は多くの方からいただきますが、弊社は、警察の下請け業務は一切しておりません。
弊社は、全国各地の裁判所、弁護士の先生方、調査会社、一般の方々から依頼を受けて業務を行っております。
- 民間の鑑識ってどんな所ですか?
我々は、鑑識という技術を生かして、皆様に確かな真実をお届けすることを目的としています。
例えば、
・ひどい嫌がらせを受けている
・社内の情報を漏洩されてしまった
・工場内で商品に異物が混入されていた
・契約書に指紋が押されているが、誰のものか特定をしたい
などで困っている場合は、誰がそのような行為をしているのかが分からないと事案を解決しようがありません。
そこで、我々が皆様のお役に立てると感じております。
また、警察も鑑識の技術をもっていますが、“民事不介入”という原則がありますので、刑事事件に限られてしまいます。
そのため、事案を解決できずに困っている方々にも鑑識の技術を提供したいと考えております。
- 鑑定とは、どんな案件が多いですか?
弊社にご依頼を頂く案件で最も多いのは、差出人の名前が書かれていない文書を誰が送付したかを特定する案件です。
では、どんな時に差出人が書かれていない文書を送付されるのかというと、嫌がらせなどの誹謗中傷、会社の秘密情報の暴露、内部告発など様々なケースがあります。
そのような案件は、指紋鑑定や筆跡鑑定で送付者を特定します。
※嫌がらせ手紙に関する事例は、こちらをご覧下さい
- どんな所から依頼があるのですか?
裁判所、弁護士、調査会社、法人、個人の方々から依頼を受けております。
また、地域は全国各地の様々なところからご依頼をいただいております。特に多いのは東京、札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡などの都市部です。
- 指紋が付いてる物件は、どのように扱えば良いですか?
物件の取扱は大きく分けて紙製のものとそれ以外のものに分かれます。
紙製のものは、こすっても指紋が破壊されないので、そのまま封筒に入れておけば大丈夫です。
それ以外のガラス、プラスチック、陶器、ビニール、鉄類などは、こすれると指紋が破壊されてしまうので、ジップ袋などに入れておき、あまり物件を動かさないようにして下さい。
また、物件に触るときは必ず手袋をして下さい。なぜなら、犯人の指紋が付着している所を触ってしまうと、指紋が重なり、鑑定ができなくなってしまいます。
- ハンコの代わりに指紋を押しても大丈夫ですか?
その書類によります。
遺言書や違反手続文書(交通違反切符など)は、指紋で代用された判例があります。しかし、手形、小切手などは、拇印だと真偽の判断が難しいという理由で、代用が認められていません。
- 現場出張の費用はいくらかかりますか?
交通費と日当をいただいております。
○半日・・・22,000円+交通費
○一日・・・44,000円+交通費
交通費は出張する場所によって異なりますが、経費としてかかった分だけいただいております。
※その他、料金に関する詳細はこちらをご覧下さい
- 現場に来て、鑑定をしていただけますか?
お伺いします。
我々が現場へ行くケースとしては、鑑定したい物件が大きくて郵送できない場合、指紋を採取する人が大勢いる場合、犯人はどこを触ったのかがわからないので犯行があったところ一帯を鑑定してほしい場合などです。