よくあるご質問

筆記時期が離れているものでも鑑定はできますか?

基本的に、10年までなら鑑定が可能です。
人は年数が経過すると筆跡が変化しますので、10年以内を鑑定可能としています。
しかし、学生や初就職の時期は筆跡の変動が激しいので、10年以内であっても鑑定ができない場合があります。

指紋に種類がありますか?

指紋の模様は、大きく分けて以下の4種類に分けることができます。

●渦状紋(かじょうもん)
●蹄状紋(ていじょうもん)
●弓状紋(きゅうじょうもん)
●変体紋(へんたいもん)

さらに、この4種類の中でも、指紋線の流れ方などにより、細かく分類されています。

指紋の種類に関する詳細は、こちらで画像をつけてご説明しています。是非、ご覧下さい

一生のうちに指紋は変わりますか?

指紋は一生変わることはありません。
この、指紋が一生変化しない事を、「終生不変」と呼んでいます。
しかし、子供から大人になるにつれて、手や指も大きくなるので、指紋の線と線の間隔もわずかながら拡がり、全体的に大きくなります。

※「終生不変」に関する詳細は、こちらをご覧下さい

検出と採取の違いはなんですか?

「検出」と「採取」は、同じ意味にとらえられがちですが、実は明確に違いがあります。

「検出」とは、そこに存在しているものを顕在化(見えるようにする)する行為、
「採取」とは、そこにあるものを法的に確保する行為を言います。

例えば指紋ですと、物件に薬品をつけて指紋を見えるようにする行為が検出となり、その指紋を写真撮影して確保する行為が採取となります。

紙類から指紋は検出できますか?

もちろん検出できます。
紙類は指紋が検出しやすい物件の一つです。特に一般的なコピー用紙は検出の期待性が高いです。
逆に、和紙など表面に凹凸があるものは検出の期待性は低いです。

指紋を見て男性か女性かわかりますか?

ある程度は分かりますが、はっきりとは断定することはできません。

形が大きく、指紋線が太い指紋は男性の場合が多く、逆に、形が小さくて、線が細い指紋は女性の場合が多いです。
しかし、男性でも細い指の人もいますし、女性でもしっかりとした指の人がいるように、形の大きさや線の太さだけでは、はっきりと言えません。

検出された指紋が何指か分かりますか?

ある程度の推定はできます。
指紋の大きさ、紋様、付着した指紋の向きなどから何指なのかを推定します。
しかし、あくまで推定なので、残念ながら断言できるほどではありません。

雨が降った後でも指紋は検出できますか?

検出を行うことはできますが、期待度は下がってしまいます。

そもそも、指紋がなぜ検出されるかというと、物に触れることで手に付いている油分が付着するからです。
検出というのは、そこに薬品をかけて指紋を見えるようにしていることを指します。

仮に、元々手に油分が多かったり、雨が弱く、油分も残存していれば指紋は検出されますが、雨に強くあたることによって油分が流されてしまうと指紋は消滅してしまいます。

 

自分を誹謗中傷する手紙が届いたのですが、名誉毀損になりますか?

名誉毀損になりません。
皆さんからこのような質問をよく頂きますが、名誉毀損とは、特定の人物の社会的な信用・品格などを低下させる行為を言います。つまり、特定の人物に関する誹謗中傷を公に発信することを言います。
そのため、誹謗中傷する手紙を受け取っただけでは公開されていないので、名誉毀損にならないのです。

怪文書と誹謗文書の違いは何ですか?

怪文書と誹謗文書は何となく似ているような感じがしますが、実は明確な違いがあるのです。

◆怪文書・・・発行者が不明な状態で発信される文書。書かれている内容は、事実か不実か分からない根拠不明の情報ですが、読んだ人を困惑させるだけの効果があります。

◆誹謗文書・・・怪文書と同じように発行者が不明な状態で発信される文書であり、書かれている内容が特定の人または団体を中傷して、精神的苦痛を与えるものです。