よくあるご質問

一番指紋が検出しやすい物は何ですか?

クリアファイルが指紋検出効果が高いです。
これは、非常に指紋が検出しやすいです。誰でも簡単に手に入り、指紋がほしい人に触らせるのにも自然ですので、指紋の収集に役立ちます。
しかし、指紋が付着したことろを少しでも擦ってしまうと指紋が壊れてしまうので、ジッパーの袋に入れるなどして取扱には注意して下さい。

検出した指紋がいつ付いたかわかりますか?

わかりません。
残念ですが指紋が付いた時期の特定は、今の技術ではできません。また、すごく色が濃い指紋は新しいものと勘違いされがちですが、それは、しっかり触った時に付いた指紋であるだけで、新しいものとは限りません。
逆に、色が薄いからといって古い指紋とは限りません。かるく触れた程度の指紋の可能性があります。

財布から指紋はとれますか?

残念ですが、非常にとりにくいです。
財布の素材は革製か布製が多いですが、布製のものからは残念ながら指紋を検出することができないのです。
革製のものは、指紋が付いた直後であるならばとれますが、時間がたつと指紋は消滅してしまいます。なぜなら、革製品は革を柔らかくするための薬品が含まれていて、それが指紋を消滅させてしまう働きがあるからです。
しかし、エナメル製のように表面がツルツルしているものは、指紋がとれやすいです。もし、指紋が残っていれば、光にあててみると指紋が見えるかもしれません。

どのように指紋鑑定を依頼したら良いのでしょうか?

弊社は直接ご来社を頂かなくても電話、メールから依頼を受けて郵便などで物件のやりとりをして鑑定を行っております。

※鑑定の流れの詳細は、こちらをご覧下さい

なぜ被害者から指紋をとるのですか?

犯人が触った物件から指紋を検出したときに、犯人以外に被害者の指紋も検出されてしまいますので、それを選別するために指紋を提供してもらいます。
これを「協力者指紋」と言っております。
そして、検出した指紋から被害者などに一致した指紋を差し引き、残った指紋が犯人のものとなるわけです。

筆跡鑑定にかかる日数はどのくらいですか?

鑑定書の仕上げ方によって違います。

〇 簡易鑑定・・・2週間
【他人に証拠として見せるためではなく、自己納得用の鑑定となっています。】
〇 一般調査・・・3週間
【裁判までは考えていないが、鑑定結果を他人に見せて証拠として使いたい場合におすすめです。】
〇 精密鑑定・・・1ヶ月
【鑑定した結果を裁判に証拠として提出したい場合、おすすめしている鑑定です】



筆跡鑑定の料金や期間の詳細は、こちらをご覧下さい

指紋鑑定の費用はいくらかかりますか?

鑑定の費用に関する質問は大変多くいただき、皆様が気になるところかと思います。
弊社では鑑定の基本料金を設けて、なるべく追加料金が発生しない体制でやらせていただいております。

〇 一般調査鑑定    297,000円
【裁判は考えていないが、指紋鑑定をして事実を調査したい場合の鑑定です】

〇 精密鑑定      440,000円
【鑑定書を裁判に証拠として提出したい場合、おすすめしている鑑定です】

その他、指紋鑑定の料金に関する詳細は、こちらをご覧下さい

物に触ったら、指紋は絶対に残るのでしょうか?

絶対残るとは限りません。
人が物に触れば、痕跡は残ります。しかし、指紋を鑑定するには、しっかりと触っていて、ある程度きれいな指紋でないと鑑定できませんので、部分的な指紋や触るときに擦れてしまった指紋は鑑定できないのです。
つまり、触っていても、鮮明な指紋でなくてはいけません。
例えば、紙を持って読んだ時、紙に文字を書くために手で押さえている時、重たいものを強くつかんでいる時などは、指紋が残りやすいです。

指紋は本当に一人一人違うのですか?

本当に一人一人違います。
この事を専門用語で「万人不同」と呼んでいます。
また、あまり知られていませんが、同じ人の指紋でも1本1本がすべて違います。つまり、人は10個の異なる指紋を持っていることになります。

 ※「万人不同」の詳しい説明については、こちらをご覧下さい。

指紋はどのくらいの期間で消えてしまうのですか?

指紋が残っている期間は、付着している物件と保存環境によって大きく変わります。

ガラス、プラスチック、ビニール、金属などは2~3ヶ月で指紋が消えてしまいます。また、屋外ですと、乾燥や直射日光による紫外線の影響で2~3週間で消えてしまいます。
さらに、雨に濡れてしまったりすると、すぐに消えてしまいます。
逆に紙類は、十年もの間、指紋が消えずに検出することができます。しかし、これも直射日光のあたる場所やカビの生えるような湿気の多い場所ですと、おおよそ1~2年で消えてしまいます。