指紋鑑定の流れ

指紋鑑定は以下のような流れで行います。一般調査鑑定を例に挙げておりますが、裁判提出用鑑定・精密鑑定の場合は各工程がさらに精密かつ厳密に行われます。

鑑定の流れ1_03

①ご依頼

まずは、ご依頼者様がどのような案件で困っているのかを伺います。そして、その案件を指紋で解決できるのかどうかを判断します。
また、指紋鑑定をした結果を裁判所に提出するのか、社内や身内に見せるのか、自分自身が事実を把握したいのかをお伺いします。それによって値段が違ってくるのです。この時、鑑定の費用や期間などを提示いたします。
上記内容にご納得いただいた場合、正式にご依頼をお受けするかたちになります。

※指紋鑑定の料金や期間の詳細は、こちらをご覧下さい。

②指紋の検出

確保・送付いただいた鑑定物件等から指紋を検出する作業を行います。
指紋鑑定に必要となる資料は大きく分けて3種類あります。

 

[鑑定物件]

鑑定物件とは、犯人の指紋が付いている物件のことです。例えば、いやがらせの手紙を送られたら、その手紙が鑑定物件となります。 この物件は、多ければ多いほど、犯人の指紋も多く検出できるので、なるべく多く確保すると良いです。

 

[対照物件]

指紋には名前が書いてあるわけではないので、鑑定物件から検出された指紋だけでは人の特定はできません。 そのため、犯行をした疑いのある人の指紋が必要となるのです。それを対照指紋といっています。

これの入手方法は2種類あります。それは、疑いのある人が触った物から指紋を確保する方法と、 本人の了承を得てから指紋を紙に押捺してもらう方法です。 指紋を照合するにあたり、可能な限り本人から了承を得て押捺してもらった方が良いです。

 

[協力者指紋]

検出された指紋の中には、依頼人やその関係者の指紋も混じっています。これらの指紋を取り除いて、犯人の指紋を抽出するために 関係者の指紋を排除します。そこで、どれが関係者の指紋かを見分けるために、その物件にさわった関係者の指紋を提供してもらいます。 それで仕分けをして、残った指紋が犯人という訳です。しかし、関係者が指紋を提供してくれなくても、鑑定を進める事はできます。

これら3種類の資料を確保していただき、弊社にお送り下さい。
確保した物件から、指紋を検出します。指紋の検出は各物件によって検出方法が違うので実に様々な方法で行われます。

《物件の取り扱い》

物件の取り扱いで気を付けなければならないのは、なんと言っても触らない事です。 依頼人の方の指紋が犯人の指紋の上に付いてしまうと、指紋が重なり合って鑑定ができなくなってしまいます。 また、指紋は非常に壊れやすいので、擦ってしまうとすぐに壊れてしまいます。とはいえ、触らないと持ち運びができませんので、そんな時は、手袋をして物件に触って下さい。もちろん手袋をしててもあまり擦らないようにお願いします!

③協力者指紋との照合

協力者指紋と鑑定物件を照合し、一致したものを除外していきます。最終的に残ったものが次工程で照合されます。

④指紋の照合

協力者指紋を除いた鑑定物件に残る指紋と対照指紋を照合します。その結果をご依頼者様に連絡し、物件の追加や協力者指紋の追加があるかどうかを確認します。もし、追加の資料がない場合は、その内容で鑑定書の作成に進みます。

⑤鑑定書作成

鑑定書には何が書いてあるの?とよく質問されますが、鑑定書の内容は、物件の種類、検出した方法、検出した指紋の数、照合結果が入ります。要は、私どもの行った活動の内容がすべて書いてあります。

⑥鑑定書のお渡し

鑑定結果をご説明して、作成した鑑定書をお渡しします。また、お預かりしていた物件も全てお返しします。その後、わからない事やご相談したい事があれば、お気軽にご連絡下さい。