指紋鑑定ご依頼の流れや料金

嫌がらせ、情報漏洩などを指紋鑑定で解決に導きます

指紋鑑定では、近所からの嫌がらせ・社内の窃盗・個人情報の漏洩・異物混入などのトラブルを多く承っています。
近年の特徴として、被害者により深い精神的苦痛を与えようと、トラブルが悪質化する傾向にあります。

こうしたトラブルで悩んでいるお客様を、指紋鑑定によって解決に導きます。

指紋鑑定ご依頼の流れ

指紋鑑定は以下のような流れで行います。
ご依頼からお渡しまでは約2週間~1ヶ月程度のお時間をいただいております。

  1. STEP 1

    ご依頼

    お電話やメールにて、ご依頼者様から案件内容の詳細や、今現在お手元にある資料の状態などをお伺いし、その案件を弊社で解決できるか、どのような資料がどのくらいあれば、より精度の高い鑑定が行えるかなど、ご提案いたします。
    ご了承いただけましたら、正式に依頼をお受けします。

    [ご用意いただく資料]
    • ・鑑定資料:誰が触ったか判明させたいもの
    • ・対照資料:鑑定資料の指紋と照合したいもの
    • ・協力者指紋:鑑定資料に触れているが犯人ではない人に押捺してもらった指紋(被害者、受取人など)
    • ※指紋鑑定を行うために収集した物件に付着した指紋は、無主物*の扱いを受けるため、個人の権利の侵害には当たりません。
      *無主物=所有者の無いものであることを指します。

    これらの資料の種類をご用意いただくと鑑定がよりスムーズに進みます。

    〔協力者指紋の採取について〕

    協力者指紋の採取用具一式を貸し出しいたします。
    同封の説明のとおりに指紋を押捺していただき、ご返送ください。

    検出しやすいもの
    検出しやすいもの
    • ・コピー用紙などの紙類
    • ・つるつるしたプラスチック製品
    • ・グラス・コップなどのガラス、陶器類(ざらざらしたものを除く)
    • ・クリアファイルなどのビニール製品
    • ・ロッカー類
    検出しにくいもの
    • ・表面の面積が小さいもの
    • ・半紙や和紙などの表面がざらざらした紙類
    • ・日常的に触っているもの
    • ・水に濡れたもの
    • ・革製品
    検出できないもの
    • ・衣服、タオルなどの布製品

    資料を送付していただく際の
    注意事項

    資料の取り扱いで気を付けていただきたいのは、なんと言っても素手で触らない事です。 指紋は非常にデリケートで、擦ってしまうとすぐに壊れてしまうため、できるだけ手袋をして、表面を擦らないようにクリアファイルやビニール袋に入れます。また、資料送付の際はレターパックや宅急便など追跡可能な方法での発送をお願いいたします。

    ※お手数ですが、ご依頼の際は鑑定依頼書の作成をお願いいたします。

  2.  
  3. STEP 2

    鑑定

    資料が弊社に届き次第、到着と内容確認のご連絡をいたします。その後、指紋の検出・照合作業を行います。

  4.  
  5. STEP 3

    中間報告

    指紋を検出できる個数や照合の結果を中間報告としてご連絡します。
    この時に、追加の資料がございましたらお受けいたします。
    その場合、検出・照合にお時間をいただくことがあります。

  6.  
  7. STEP 4

    鑑定書作成&鑑定書のお渡し

    鑑定書の内容には、資料の種類、検出した方法、検出した指紋の数、照合結果が入ります。
    お預かりしていた資料も全てお返しします。
    その後、わからないことやご相談したいことがあれば、お気軽にご連絡ください。

指紋鑑定の基本内容

依頼前
  • 事案が指紋鑑定で解決できるかどうかご相談いたします
  • 鑑定に適している資料をご説明いたします
  • 資料の確保についてご案内いたします
受付
  • ご依頼内容の詳細確認と資料の確認のため、ご連絡を差し上げます
  • その後、お見積書、到着した資料の点数表、料金体系図などをお送りいたします
鑑定
  • 送付いただいた資料から指紋の検出を行います
  • 検出された指紋が鑑定可能かどうかを選別いたします
  • 検出された指紋が、どの資料のどの部分から採取されたかを示します
  • 照合が可能な指紋を証拠として確保するため画像を収録します
  • 協力者指紋の指紋押捺用具一式を無料でお貸し出しいたします
  • 検出された指紋の照合をいたします
  • 資料は、鑑定に必要な作業が完了いたしましたら、保護いたします
中間報告
  • 鑑定結果を報告して、今後の進め方についてのご案内をまとめ、 PDF化し、メールにてお送りいたします
鑑定書作成
  • 鑑定結果とそれに至る経過をまとめた鑑定書を作成いたします

指紋鑑定の料金

一般調査鑑定

基本料金
¥220,000-(税込)
作成期間
約2週間

一般調査鑑定とは、資料から指紋を検出して、それらの指紋を照合し、結果を鑑定書にまとめたものです。裁判での争いは考えていないが、事実を調査したい場合に最適です。

  • ・指紋検出資料 20点以内(A4以下の大きさは1点で換算、A3は2点)
  • ・協力者指紋の照合
  • ・指紋の検出・照合作業
  • ・鑑定書1部作成
[追加項目]
項目金額備考
追加鑑定料¥22,000-
(税込)
指紋検出する資料が20点を超えた場合、超過点数5点ごとに¥22,000が発生いたします。
副本作成¥11,000-
(税込)
鑑定書を2通以上作成する場合に1通ごとに発生します。

精密鑑定

基本料金
¥385,000-(税込)
作成期間
約3週間

一般調査鑑定よりも詳細な説明が書き加えられた鑑定です。裁判所へ証拠として提出する場合は、こちらの鑑定を推奨しております。

  • ・指紋検出資料 20点以内(A4以下の大きさは1点で換算、A3は2点)
  • ・協力者指紋の照合
  • ・指紋の検出・照合作業
  • ・鑑定書3部作成
  • ・証人尋問への出廷
[追加項目]
項目金額備考
追加鑑定料¥22,000-
(税込)
指紋検出する資料が20点を超えた場合、超過点数5点ごとに¥22,000が発生いたします。
副本作成¥22,000-
(税込)
鑑定書を4通以上作成する場合に1通ごとに発生します。

分析鑑定

基本料金
¥440,000-(税込)
作成期間
約1ヶ月

分析鑑定とは、指紋が一致するかどうかだけでなく、その指紋の方向、指の種類、付着した圧力を検査して、より詳細な説明が書き加えられた鑑定です。

  • ・指紋検出資料 20点以内(A4以下の大きさは1点で換算、A3は2点)
  • ・協力者指紋の照合
  • ・指紋の検出・照合作業
  • ・指紋の付着状態の分析
  • ・鑑定書3部作成
  • ・証人尋問への出廷
[追加項目]
項目金額備考
追加鑑定料¥22,000-
(税込)
指紋検出する資料が20点を超えた場合、超過点数5点ごとに¥22,000が発生いたします。
副本作成¥33,000-
(税込)
鑑定書を4通以上作成する場合に1通ごとに発生します。

共通事項

  • ・ご相談料は、初回1時間が¥5,500(税込)、以降30分ごとに¥5,500(税込)となります。
    ※リモート鑑定相談は無料です。
    ※なお、ご相談の後に鑑定のご依頼をいただける場合は相談料が発生いたしません。
  • ・ご依頼いただきましたら、全額前払いとなります。
  • ・出張費用(1人)は、日当¥33,000(税込)+ 交通費(実費)です。
  • ・その他、特殊なものについてはお見積もりいたします。

お支払い方法

  • ・現金振り込みがご利用可能です。

指紋鑑定ご依頼の流れや料金に関する
よくあるご質問

なぜ被害者から指紋をとるのですか?

犯人が触った物件から指紋を検出したときに、犯人以外に被害者の指紋も検出されてしまいますので、それを選別するために指紋を提供してもらいます。
これを「協力者指紋」と言っております。
そして、検出した指紋から被害者などに一致した指紋を差し引き、残った指紋が犯人のものとなるわけです。

文書から指紋を検出した場合、文書にシミができたり、インクが滲んだりしますか?

検出後の用紙には、検出試薬による反応色が残ることはあります。
また、ボールペンで書かれた文字がある場合は、若干ながら画線が滲む場合がございますが、文字が読めなくなったりする事はございません。

自分が押した覚えのない借用書の拇印を鑑定できますか?

鑑定可能です。
この場合の鑑定の進め方は、弊社から指紋押捺専用のスタンプと用紙を貸し出しいたしますので、ご本人の左右10本の指を押捺していただき、借用書の指紋と照合致します。
その結果、ご本人の指紋か否かを判断いたします。

指紋鑑定はどんな依頼が多いですか?

最も多いのは匿名で嫌がらせの文章が送られ、誰が発送したのかを確かめる案件です。
その他には、会社内で現金が盗まれ、物色された形跡がないので、内部の犯行の可能性が高い場合、その人を特定するという案件もあります。このような事例を詳しくまとめたページがございます。

※詳しくは、「指紋鑑定事例」をご覧下さい

嫌がらせ手紙の発信者を特定する方法はありますか?

指紋鑑定と筆跡鑑定で特定することができます。
まず、嫌がらせ手紙が手書きの場合は、筆跡鑑定を行うことができます。これは、嫌がらせ手紙に書かれた文字とその疑いがある人の文字を比較して、発信者を特定する方法です。
次に、嫌がらせ手紙が印字されたものであっても指紋鑑定が行えます。これは、嫌がらせ手紙から指紋を検出し、その指紋と疑いのある人の指紋を照合して、発信者を特定する方法です。

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