よくあるご質問

指紋は、凸凹しているところからでも採取出来ますか?

凹凸具合によります。
触ったときに凸凹の中に皮膚が接触しているならば、指紋は検出されますが、凹凸が深く、皮膚が触れていないと指紋線が寸断されて鑑定できる指紋は採取されません。

同じ箇所を触って使い続けている器具から指紋採取はできますか?

何度も触って、指紋が重なった部分は残念ながら鑑定ができません。
実際には、2つの指紋がぴったりと重なる事は少ないので、重なっていない部分で鑑定を進めることが多いです。しかし、その面積が少ない場合は、鑑定が進められません。

見覚えがない筆跡で、個人的内容の書かれた嫌がらせの手紙が送られてきました。筆跡鑑定で犯人の特定ができますか?

筆跡鑑定は文字を比較して、同じ人が書いたかどうかを判断するものですので、今回の場合は、嫌がらせの手紙の文字と犯人の疑いのある人物の文字が必要となります。
また、「個人的内容が書かれた」とありますが、犯人はこの情報をどうやって入手したかを考えれば、そこから、犯人が絞れるかもしれません。

文書から指紋を検出した場合、文書にシミができたり、インクが滲んだりしますか?

検出後の用紙には、検出試薬による反応色が残ることはあります。
また、ボールペンで書かれた文字がある場合は、若干ながら画線が滲む場合がございますが、文字が読めなくなったりする事はございません。

数年前に書かれた手紙から、指紋の検出は可能ですか?

紙の場合、保存状態が良好であれば、10年程度は指紋が残ることがあります。
ただし、直射日光があたる場所や湿度が高い場所で保管されていた場合は、指紋が消滅してしまっている可能性があります。
ファイルに入れている、机の引き出しにしまってあるというような保管方法でしたら問題ありません。

擦れている指紋でも鑑定はできますか?

擦れていても、パソコン上で指紋画像を拡大して色の濃淡を強調するなどの画像処理を行えば鑑定可能になる場合もございます。
しかし、指紋線が見えないほど擦れていると、鑑定不能になってしまいます。

自分が押した覚えのない借用書の拇印を鑑定できますか?

鑑定可能です。
この場合の鑑定の進め方は、弊社から指紋押捺専用のスタンプと用紙を貸し出しいたしますので、ご本人の左右10本の指を押捺していただき、借用書の指紋と照合致します。
その結果、ご本人の指紋か否かを判断いたします。

ポストに入らないの大きさの物件は、どのように送ればいいですか?

物件は、擦れてしまうと指紋が破壊されてしまう恐れがあります。大きい物はビニール袋に入れていただき、丸めた新聞紙などで動かないようにして、段ボール等で梱包していただければ大丈夫です。

大きい引き出しの取っ手から指紋を検出したいのですが、依頼できますか?

遠方などで直接弊社へお持ち込みいただけない場合は、大きい物件でも、宅急便等で送っていただければ対応可能です。
また、引き出しの取り外しが出来ない場合は、我々が現場へお伺いし、その場で検出をいたします。

石板に塗料で書かれた文字が経年劣化により、肉眼では読めなくなってしまいましたが、判別できますか?

確認方法として赤外線カメラが有効かと思います。肉眼では見えない部分も塗料が残っているのであれば、確認できるかと思います。(完全に塗料が剥がれ落ちた場合は確認できません)
弊社に機材がございます。出張対応もできますのでご検討ください。