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指紋はいつまで残っているのか?

長い冬も終わり、ようやく桜が咲く季節となりました。

この時期になると、気温が暖かくなり始め、植物達は新芽がいぶき、新生活を迎える人たちも多くなります。
人も自然も始まりの季節ですので、気分も一新させて、晴れやかな気持ちになります。

 

 

さて、今回は表題のとおり、物に付着した指紋は、はたしていつまで残っているか?について記事を書きたいと思います。

と、その前に、そもそもなぜ指紋が検出できるのかを説明しますと、指が物に触ったときに微量の汗がその物に付着します。その汗に薬品をつけて指紋を見えるようにするから指紋が確保できます。

ではその指紋がいつまで残っているのか?
これは、触ったものによって違います。

 

例えば、ガラス、鉄、ビニール、プラスチックなどは2~3ヶ月は残っています。
2~3ヶ月経過してしまうと、汗の水分が乾燥してしまい、指紋が消滅します。

次に、段ボール、コピー用紙、新聞紙などの紙類は約5年もの間残っています。
このような物件は、紙類ですので汗の成分がしみこんでいるためです。
約5年が経ち、紙の黄ばみ、カビ、紫外線による色あせなどが起きると指紋は検出されません。

 

なので、子供の頃の思い出のノートを検出してみると、子供の頃の指紋が採れることがあるかも・・・

 

齋藤鑑識証明研究所
代表取締役 齋藤健吾