2016.11.04 勝手に言わせてくれ

逮捕されたらどうなるのか?

よくサスペンスドラマなどで犯人が逮捕されて、無事にエンディングなんて番組をよく目にします。ところで、逮捕された人はその後どうなってしまうのか?

なんとなく、逮捕された後は裁判をやる事は分かっている方が多いと思いますが、逮捕されて裁判までに警察・検察で決められた手続きがなされています。今回は、その部分を詳しく書いてまいります。

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逮捕されたら拘置所に送致されます

逮捕されたら、警察の留置場に入れられて、何日間も朝から晩まで「お前がやったんだろ!」ときつい取り調べを受けているイメージがありますが、実は留置場にいるのは逮捕されてから48時間だけです。48時間を超えたら、警察署から検察庁に送致されて、今度は裁判所拘置所に移されます。

しかし、絶対に拘置所に移されるとは限りません。検察官がまだ取り調べが必要と判断したら、留置場に戻されます。これを「代用刑事施設」と言います。大半の事件は、この代用刑事施設が適用されて、留置場に拘留されたまま、検察官から取り調べを受けます。

裏付け捜査

検察庁に送致されたら、まずは10日間の検察官による取り調べが始まります。ここで、被疑者(逮捕された人)の言っている事に嘘はないかどうか、警察が収集した証拠に間違いがないかどうか、などを実際に実演してみたりして、細かく吟味します。これを裏付け捜査と言います。

さらに取り調べ必要と判断されたら、さらに10日間の取り調べが行われ、最大で20日間拘留されます。

この取り調べの結果で逮捕された人を「有罪にするべきだ」と検察官が判断したら起訴されて裁判がスタートします。

 

よくドラマなどで逮捕された人が無実を訴えて、自分のアリバイを証明しようとしても、検察官に話を聞いてもらえなかった、なんて場面がありますが、実際はそうとも限らないと思います。

しかし、有罪を立証するための証拠が十分に揃っていて検察官が「この人はやっているな」と確信すると、アリバイを訴えても話を聞いてもらえないかもしれません。