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指紋鑑定にも歴史があります

こんにちは!事務員、山田尚美です。今年もいよいよ10日程となりました。街もクリスマス一色で華やかな雰囲気になってきましたね。私は寒いのは嫌ですが、イルミネーションを見るのが好きなので、楽しみな時期でもあります。さて、今回の写真は、フランスのクリスタルブランド、バカラ(Baccarat)のシャンデリアです。このシャンデリアは屋外に設置されています。少しの間、ベンチに座って見ていたのですが、暖かみのある光で、見ている時は寒さを忘れてしまうほどでした。

 

弊社のホームページでは、指紋鑑定の歴史について紹介しています。外国での始まりは1684年頃でした。記事を読んでいて、ふと「日本だと何時代ぐらいの出来事なのだろう?」と疑問に思い、日本の歴史に照らし合わせてみたところ、1684年は江戸時代で5代将軍徳川綱吉の時でした。

 

江戸時代初期に外国では、指紋鑑定の研究が始まっていたのです。当時日本は鎖国体制であり、海外の情報が乏しい時代だったので、指紋鑑定の研究については、かなり遅れていたのかなと思いました。ところが、日本での始まりを調べてみると平安時代末期より、拇印や手形が本人を確認する手段として使われていたそうです。

 

平安時代末期というと1100年ぐらいになるので、世界で研究が始まったとされる1684年よりはるか500年以上前には、指紋が本人確認に有効だと認識されていたのです。

そんなはるか昔の時代に、本人確認が行われていたことにビックリしましたが、平安時代といえば紫式部など代表される作家がいた時代なので、書物や手紙などに本人確認が必要だったのかなと思うとビックリしながらも納得できました。

 

ということで、今回の疑問を基に指紋鑑定の世界の流れを日本の歴史を照らし合わせた年表を作成して弊社HPに掲載しています。日本と世界の歴史を比べてみると、時代背景が見えてきて面白いと思いました。先人達も指紋の重要性を認識していたのですね。

 

→「指紋鑑定の歴史」の年表はこちらからご覧下さい

齋藤鑑識証明研究所

事務員 山田尚美