ブログ

手のシワでも鑑定できますか?

指紋鑑定を行っている中で、「手のシワでも鑑定できますか?」と聞かれることがよくあります。

 

 

皆さんは、「手相」という言葉をご存じだと思いますが、 この「手相」は、手の平にあるシワのことで、生命線、運命線や結婚線などと言った呼ばれかたをしています。

 

また、太いシワの他にも、手の平には、細いシワが無数にあり、指先にも細かなシワがある人がいます。

 

 

これらのシワが、指紋鑑定に使えるのか?というのが、冒頭でご紹介した問いですが、私の答えは、ずばり、「シワのみでは個人を特定することはできない。ただし、鑑定に利用することはできる」です。

 

 

実際に、シワを活用するのはどのような場合か?という疑問があると思います。それは、手の平、いわゆる、「掌紋」を識別する場合です。
「掌紋」も指紋と同じように、ひとりひとり異なる紋様であり、左右の手の平でも同じものはないため、個人を特定できる価値のあるものです。

 

掌紋は、まず最初に同じようなシワを探して、このシワ同士で照合します。

手の平は範囲が広いので、目立つシワで最初に照合するのが一番の近道なのです。
同じようなシワがあった場合に、その付近に手掛かりとなる目立つ特徴点を探して、詳細に照合します。

 

 

このように、指掌紋の照合には、現れている手掛かりならば、シワでも何でも使いながら、個人の識別をしています。

 

齋藤鑑識証明研究所
取締役会長 齋藤 保