2019.06.21 鑑定人の日常

「採取」と「検出」この違い分かりますか?

皆さん、こんにちは!
6月に入り、宇都宮は梅雨まっただ中ですが、梅雨らしくシトシトと雨が降った日が少ないですね。

それどころか、まだ6月というのに夏のように暑い日が目立ちます。
これから、暑さも本格的なるので、せめて梅雨は雨でもいいので涼しく過ごしたいものです。

さて、今回は鑑識の用語について解説したいと思います。
よく鑑識のドラマとかでこのような台詞を耳にすると思います。

「指紋が検出できました」
「指紋が採取できました」

この2つは同じような意味と思いますが、実は明確な違いがあるんです。

検出は、見えないものを見えるようにする事を言います。
なので、「指紋が検出できました」は、薬品などを使って、見えなかった指紋が見えるようになったという意味です。

次に、採取は証拠として使用できるように保存して、入手することを言います。
よく事件現場などで鑑識係が写真を撮っていますが、あれは現場で検出した指紋を撮影しています。(もちろん、死体や現場の破壊された痕跡なども撮影しています)
なので、「指紋が採取できました」は、見えるようになった指紋の画像を入手したという意味です。

ちょっとした違いですが、意味が少し違います。
これを知っていれば、より一層おもしろく刑事ドラマが見られるかもしれません。

齋藤鑑識証明研究所
齋藤 健吾