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指紋はどれくらい残る?材質別・環境別に解説!

こんにちは!

最近は朝晩の冷え込みが厳しくなり、日に日に秋の深まりを感じますね。秋になると、私は読書や映画を見たくなります。

少し前に見た映画の中に、数年前に亡くなった方の事件で、室内の指紋を採取するシーンがありました。
その時は深く考えなかったのですが、ふと何年も経っているのに指紋を採取することはできるのかな?いったいどれくらいの期間残るものなのかな?と疑問に思い、調べてみました。

今回は、指紋の残留期間について、材質や環境別にわかりやすく解説していきます。

指紋の残留期間は、どこに残っているかで大きく変わる!

指紋の残留期間は、残っている場所や素材によって大きく変わってきます。

紙類 数年~数十年にわたって残る可能性があります。しかし、どのような環境にあったかによって残る期間は変化します。直射日光のあたる場所やカビの生えるような湿気の多い場所ですと、おおよそ1~2年で消えてしまいます。
プラスチック
金属
ビニール
ガラス類
2~3ヶ月程度残る場合がありますが、屋外だと紫外線や乾燥などの影響で数週間で消えてしまうことも。そのうえ、雨が降ってしまうとすぐに消えてしまう場合もあります。
皮革製品 概ね3日間程度しか残りません。

なぜ指紋は残る?残らない?

指紋は、指先の汗や皮脂に含まれる成分が物に付着してできるものです。そこに、指紋検出の薬品を使うと、指紋が表れます。

一方、指紋が消えてしまうのは、以下の理由が考えられます。

物理的な摩擦 物を触ったり、こすったりすることで、指紋が消えてしまう。
時間の経過 長い時間が経つと、汗や皮脂が乾燥して消えてしまう。
皮革製品 概ね3日間程度しか残りません。

環境による影響は?

指紋の残留期間は、材質だけでなく、周囲の環境によっても大きく左右されます。

温度 高温な環境では、指紋の成分が変化しやすく、短期間で消えてしまうことがあります。
湿度 高湿度な環境では、カビが生えたり、指紋が溶け出したりする可能性があります。
直射日光は、指紋の成分を酸化させ、早く消えてしまう原因となります。
汚れ 汚れが付着すると、指紋が見えにくくなったり、消えやすくなったりします。

指紋が水に濡れるとどうなる?

指紋は水に濡れると、一時的に見えにくくなることがあります。しかし、水が乾くと再び指紋が現れる場合もあります。
ただし、何度も水に濡れたり、洗剤などで洗ったりすると、指紋が完全に消えてしまう可能性があります。

雨で指紋は消える?

結論から言うと、雨は指紋が消える大きな要因の一つです。
というのも、雨水によって指紋に含まれる汗や皮脂などの成分が洗い流され、指紋の線がぼやけてしまうからです。
さらに、雨水に含まれる成分や酸性雨によって、物の表面が変質し、指紋が残りづらくなる場合もあります。

まとめ

いかがでしたか?指紋の残留期間は、残っている場所や素材、環境によって変わることがわかりました。もし、指紋鑑定を行う予定の方は、きちんと物件を保管して、すぐに実施をすることが大切です。

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