液体痕からわかること

液体痕とは、物に付着した液体や液体が蒸発してできた痕跡を言います。また、目に見えるだけが液体痕ではありません。液体の種類によっては 薬品を使って、見えなかった痕跡を見えるようにします。これらを総称して液体痕と呼ぶのです。
そして、液体痕からは、主に以下のような事がわかります。

【液体痕からわかること】

  1. 液体の特定
  2. 付着過程の特定

1.液体の特定

現場から液体痕が発見された時に、その液体が何かを特定することです。血液、唾液、油類、など様々な種類があるので、見た目で何の液体かを見当します。次に、その予想が当たっているのかどうかを様々な薬品を使って特定を行います。

例えば、血液ならばロイコマラカトグリーンという薬品を使い、血液の反応を示したら血液と特定します。このようにして、液体痕を発見したら、ひとつひとつ検査し、液体を特定します。

2.付着過程の特定

液体が特定できたら、その液体がどの高さから、どのような角度で付着したかを特定します。それが付着過程の特定です。

液体は低い高さから落ちればきれいな円形をしていますが、高いところから落ちると、円形の周りに細かな飛沫が飛び散ります。 また、円形がいびつな形をしていたら、真上からではなくて、斜めから付着しています。

このように観察すると、どこの位置から、どのような角度で付着したかが分かるので、現場でどのような動きがあったのかを特定する事ができます。