2015.08.19 勝手に言わせてくれ

証拠の確保と保管方法

嫌がらせ手紙が送られた場合は、発信者を特定するための証拠物件の確保と保存方法のためのポイントがいくつかあります。

現物保管

嫌がらせ手紙を受け取った場合、まず原則となる対応として現状・現物保管が重要です。
指紋鑑定で個人を特定する迅速さを決定づけるのは、犯人以外の指紋を付着させないことです。
例えば、昭和の未解決事件として、東京府中市で起きた三億円事件は今でも多くの方が興味を持っていると思います。

あの事件がなぜ未解決になったかというと、遺留品に残された指紋の数が多すぎて当時の技術では犯人を特定するための時間が圧倒的に足りなかったからということもあります。できる限り第三者の指紋がつかないように、封書の場合などは誰も触れないようにしておくと、その後の捜査・調査がスムーズです。

写真や動画を残す場合

嫌がらせ手紙やメールなど精神的苦痛を与える嫌がらせには様々な方法がありますが、時には現状・現物保管が難しい場合もあります。例えば、ご自宅の外壁や外塀、玄関、会社で用意されている個人のデスクに張り出されるといった手法を用いられてしまった場合です。

もちろん、現状・現物保管が最適ではありますが、被害者の方の心情を考えるとなるべく早く片付けたいとお考えになるのが自然なことです。その場合は日付が特定できるように写真や動画を残しておく方法も有効です。

詳細に残す

嫌がらせ手紙やメール、落書きなどによる被害を受けた場合、その時の現状・現場をメモや日記に詳細に残しておくことは重要です。例えば、嫌がらせ手紙が届いた場合、いつ届いていつ確認したのか、周囲の様子などが思わぬ手がかりになるケースもあります。

また、嫌がらせの場合であれば犯人は精神的苦痛を与えることが目的のため、冷静に対策する姿を見せることで嫌がらせが沈静化することもあります。証拠としての信憑性を高めることにもなりますので、気がついたことがありましたら記録として残しておくことをおすすめします。