2014.11.19 勝手に言わせてくれ

無罪事件の共通点

まずは、当ホームページの鑑定事例にもありますが、当社に依頼がきて、無罪となった2つの事件を紹介します。

埼玉県窃盗事件

埼玉県のオフィスで窃盗事件が発生し、警察は現場から指紋を採取して、前科者指紋と照合したところ、 ある少年に一致ししたため、逮捕した。

ところが、当社が再鑑定したところ、その指紋の鑑定結果が間違っており、 犯行現場の指紋と少年の指紋は一致していなかった。 少年は、何度も指紋鑑定がおかしいのではないかと申し出たが、 取調官、検察官は誰一人として少年の言うことに耳を貸さず、 指紋再鑑定が行われる事はなかった。

名古屋市の窃盗否認事件

愛知県の民家で窃盗事件が発生し、事件現場で指紋採取活動を行ったところ、 現金が盗まれた鏡台の引き出しの外側から指紋が見つかり、前科者と照合したところ、愛知県に住むAさんと一致し、逮捕された。

ところが、Aさんはエアコン設置の仕事をしており、3年前に被害者方の鏡台を動かしていたことが取り調べでわかった。 また、Aさんは、現場指紋はエアコン設置工事の時に油粘土のようなパテを使っていたので指紋が今まで残っていたのではないか と検察官に主張したが、起訴されてしまった。

公判になり、この事件に疑問をもっていたテレビ局から当社に依頼がきて、現場指紋を鑑定してみると、 なんと、鏡台の指紋は約3㎏の強さで押したとき付着したものと判明した。まさに、現場指紋は工事の時に鏡台を動かした際に付着した状況を現していた。

無罪事件の共通点

この2つの例には共通点は、逮捕された方が自分の無実の可能性を主張し、再捜査を訴えても警察では再捜査をしてくれなった。これは、逮捕されたやつは犯人に間違いないという先入観があるために再捜査をしなかったと思われる。