2015.08.18 勝手に言わせてくれ

指紋から分かること:書類の真偽が分かる

 自分の名前の下に、印鑑の変わりに指紋を押捺する場合があります。 いわゆる、「拇印」と言われるものです。専門的には「名下指紋(めいかしもん)」と言います。 しかし、問題となったときには、指紋には名前が書いてありませんから、いったいこの指紋は誰のものか、となります。

例えば、遺言書の指印があるときは、これの真偽が争われる時があります。 この場合は、遺言者が生前に使用していた物から指紋を入手して照合すれば、すぐに真実がわかります。

偽造の見破り

また、他人の名前を使って自分の指紋を押印する者もいるのですが、このケースは交通違反で捕まったときにみられます。 いわゆる偽名詐称というものですが、これは立派な刑事事件であり、事件名としては有印私文書偽造同行使罪です。 この場合も、交通切符の指紋と容疑者の指紋を照合すればすぐにわかってしまいます。

このように、書類に指紋が押捺してあれば、すぐにその真偽がわかります。この他に契約書などもすぐに真偽が判明するので、争いが生じないのですが、 残念ながら現在の日本は印鑑制度が主流であるため、なかなか書類に指紋を押す習慣がありません。 絶対に争いが生じたくない契約書などは、印鑑と一緒に指紋を押してくおくことをおすすめします。