配字検査

人は何気なく文字を書いていますが、無意識のうちに文字の大きさ、文字の位置、文字の間隔などを判断しながら書いており、そのような部分を詳細に検査することで、筆記者の識別ができます。
例えば、名前の記入欄に対して、中央に書くのか、下側に書くのか、文字は大きいのか、小さいのかなどを検査します。このような方法を配字検査と呼んでいます。

配字検査の条件

配字検査では、文字の大きさ・書かれている位置・文字の間隔・行や列の傾きなどを詳細に検査するため、いくつかの条件が揃わないといけません。
まずは、鑑定文字と対照文字に名前や住所のように同じ文字が連続して書かれていないといけません。
また、記入欄に関しても、同じような条件でないと比較が行えません。例えば、氏名を書く際も以下のような様々な条件があり、同じでないと、文字の間隔や位置などに変化が生じ、正しい比較が行えません。

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比率を算出する

配字検査は、条件が揃わないと行えませんが、なかなか記入欄の大きさまで同じ資料を揃えるのは困難です。
例えば、記入欄が大きくなればなるほど、当然と中に書かれる文字は大きくなります。そこで、記入欄に対してどの程度大きく書かれているかを算出し、その比率を比較することで同じ人によって書かれたかどうかを判断します。これで、記入欄の大きさが異なっても形式が同じであれば比較が行えます。

そうして、比較した結果、文字の間隔や大きさが一致するかどうかで同じ人によって書かれたか否かを判断しています。