筆圧検査

筆圧検査とは、文字の中で力を入れる箇所や力を抜く箇所を把握し、個人の識別をする方法です。例えば、「二」という漢字なら、1画目よりも2画目の圧力を高くして書く方もいれば、人によってはその逆もいます。また、入筆部(画線の始まる箇所)の圧力を高くして書く方もあります。
このような圧力の変化をとらえて、個人の識別をするのが、筆圧検査です。

筆圧検査の手順

この検査も字画検査と同じように鑑定文字と対照文字が必要です。はじめに、鑑定文字と対照文字の共通する文字から筆圧を抽出して、二つの文字を並べます。 そして、二つの文字の筆圧を比較して、同じであれば同一人物によって書かれたことになり、違っていれば別人によって書かれたことになります。

定量ではなく定質

しかし、筆圧というのは、同じ人が書いても、立って書くのと座って書くので変わりますし、マジックの書くのとボールペンで書くのでも圧力は変わります。 だから、同じ人が書いても、その時の条件の違いによって、筆圧に違いがでるのではないか?と疑問あるかもしれません。

けれども、この筆圧検査は、文字が全体的に圧力が高いのかどうかではなく、重要なのは、文字のどこの圧力が高くて、どこが低いのかということです。この法則性は、筆記環境が変わっても常に一定で表れてくるので、個人の識別が行えるという訳です。
重要なのは、量よりも質で検査することです。