字画検査

字画検査とは、文字の一画一画の形や長さ、止まり、払い、転折部分の形などを細かく検査する方法です。また、文字の画線の細かな部分だけでなく、文字全体の検査も行います。例えば、文字の傾き、文字の姿(丸文字か角張る文字など)震えの有無などがございます。
さらに、同じ文字を複数個を検査し、指摘した特徴が恒常的に出現しているかどうかも検査します。

字画検査の手順

この検査をするには、鑑定文字と対照文字が必要となります。
鑑定文字とは、誰が書いたのか確認したい文字です。例えば、契約書にAさんのサインが書かれているが、本人はサインを書いた憶えがなく、自分が書いたかどうかを確認したい場合は、そのサインが鑑定文字となります。 次に、対照文字とは、鑑定文字を書いたと思われる人の文字をいいます。先ほどの例だと、Aさんの普段の文字が対照文字となります。

これらの2種類の文字が揃ったら筆記個性を比較します。また、字画検査は個々の文字に現れる筆記個性を比較するため、検査に使用する鑑定文字と対照文字は同じ文字でないいけません。その比較手順は以下のとおりです。

字画検査の比較手順

 

  1. 鑑定文字から筆記個性が出ている箇所を指摘する
  2. 鑑定文字で指摘した箇所と同じ所を対照文字でも指摘する
  3. それらの指摘した筆記個性を比較して一致しているかどうかを判断する

この検査方法は、昔から使われているもので、個人を識別するのに効果を発揮します。

字画検査の定義

しかし、字画検査は、どれを筆記個性として指摘するかの明確な定義が決まっていなく、 鑑定人の経験則にゆだねられており、鑑定人によって鑑定結果にばらつきがでてしまっているのが現状です。

そのため、当社では、筆記個性として認められるかどうかの明確な定義が決まっております。また、その他の検査も行い、それらの結果を踏まえて鑑定結果を判断しています。